近年は、全体的にWebサービスやネイティブアプリ開発のエンジニアの求人が好調になっています。
また2015年に入ってからは、従来のWebサービスに加えて組込み系に経験があるエンジニアに対するニーズも高まっています。
こうした中で、ネイティブアプリ開発に求められるエンジニアは、様々な環境に柔軟に対応できる人材が高い評価を得られる傾向があります。
もちろん、必ずしもフルスタックエンジニアを目指さなければならないということではありません。
ある分野のスキルでスペシャリティと経験を備え、ポジション変更にも柔軟な対応ができるエンジニアが必要とされているのです。
なぜこのような人材が求められるかと言うと、Webサービスを提供する企業のプロジェクトスタイルも要因になっています。
これらの企業では、スピード感を重視した少人数チームの開発が主流です。
そのため1人のエンジニアが果たす役割が単一業務だけに限らず、複数の業務を担うことがもはや当然と見なされています。
こうした現状から、ネイティブアプリ分野ではエンジニアリングの業務のみではなく、それ以外の新しい技術にも関心を持って挑戦するエンジニアが評価される傾向にあります。
まだ高いスキルや専門の領域がないという若手技術者でも、企業以外の勉強会に積極的に参加したり、ネットワーキングで自身の技術レベルを向上させている人は沢山います。
1つ1つの経験が積み重なり、徐々に自身の領域での専門性が身に付いてくれば、企業からのニーズも高まるでしょう。